アソシエイトの手帳 vol.1


2014年に神戸大学に就職したので、それから12年が経過したことになります。十二支が一巡する間に、元号が1回変わり、消費税率は2回、住所は3回、担当業務は4回変わりました。これだけ色んなことが
移り変わっているので、きっと内面も(良い方に)成長していると思いたい今日この頃……
入職当初はラーニングコモンズやアクティブラーニングが全盛で、当時カウンター業務やILLを行う係に配属された私もご多分に漏れず学修支援に興味を持って取り組んだものでした。その後、希望して学修支援担当の係に異動したのですが、この係はガイダンスだけでなくWebサイトの管理も担当する係でした。ここでPHPやVBAに触れたことがきっかけなのか、その後まったく門外漢のシステム系に異動になりました。折しもその直後、コロナ禍が発生し、システムの勉強を兼ねて非来館型サービスの対応をしたりすることになりました。さらに3年が経ち、現在の機関リポジトリ担当の係に異動になったのですが、異動から1年ほどして国の「即時オープンアクセス方針」が打ち出され、リポジトリ業務初心者の状態から環境要因によってそこそこ鍛え上げられつつあるところです。
振り返ってみると、意外と大学図書館のトレンドに沿った異動をしているような気もしますが、結局
偶然のなせる業というのは大きいなと感じています。
偶然と言えば、キダカミの前身であるキダハミに参画したのも、偶然キダハミ企画発案者の同僚が同時期に複数の大きな仕事を抱えているのを見かけて「大変そうだな」と思い手を挙げたのが始まりでした。キダハミの目的であった「求職者に大学図書館という仕事があることとその魅力を発信する」がうまくいったかどうかは分かりませんが、他大学の方とのつながりが作れたことや、管理職をはじめとする現役大学図書館員が求める図書館員像を共有できたことは、意義があったのではないかな?と思います。
偶然キダハミに参画したことから、偶然部長同士が親しかったこともあって、偶然JPCOARの委員長と知り合うことになり、(おそらく)それが縁で「湘南リトリート2024 夏」や「COAR Annual Conference 2025」など、滅多にお目にかかることのないイベントに参加することにもつながり、貴重な経験ができたとともに、さらに顔見知りを増やすことができました。
上記のようなイベントに参加していると本当にアクティブな方が多くて圧倒されるのですが、私自身はかなり受動的に生きてきました。ただ、偶然の重なりと、人から何か頼まれたり、提案されたりしたら(それなりの理由がない限りは)基本断らなかったおかげでいろんな経験や人脈ができたのかな?と思っています。
最後に、そんな個人の限定された経験に引き付けて、若手の方やこれから大学図書館に入職される方にメッセージを送るとすれば、よほど芯の通っている方はそれはそれでいいとして、それ以外の方は、ぜひ食わず嫌いをしないで、受動的であっても、機会があればいろんなことを試していただければと思います。結局、何が自分に向いていて、何が向いていないか、何をおもしろいと思うのかは、実際にやってみて、知ってみないと分からないと思うので、まずは試してみることが肝要だと思います(余談ですが、ウーパールーパーはシシャモのような味がしました)。
実際に研究会やシンポジウムに顔を出してみるのが一番ですが、チャットツールやメーリングリストなど手間も費用もかからずに人や情報を知れるツールもあります。まずはちょっとだけ自分から動いてみると、徐々にものごとが動き始めるかもしれません。
神戸大学附属図書館 情報管理課 電子図書館担当

